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故・平井憲夫さん記*原発がどんなものか知ってほしい(その1)

原発を止めませんか。


お金が掛かっても、


時間が掛かっても、


どんな事としてでも、原発は止めるべきです。


皆様、どうぞ下記をご一読ください。


お友達から教えて頂いたサイトです!


URLのサイトがお偉いさんの圧力で削除される可能性があると感じたので、


コピペさせて頂きました。


一人でも多くの日本国民の方が、

この事実を知るべきだと思います。



私は、ただの主婦ですが、


日本人として産まれて来た以上、


読み流す事は出来ませんでした。





以下、平井さんが書かれたものです。


長文なので、お時間がある時にお読みください。


5項目づつ分けようと思います。


皆さんも、これを読んで何か感じるものが有ると思います!!!




***********************

原発がどんなものか知ってほしい
http://www.iam-t.jp/HIRAI/pageall.html#page1



筆者「平井憲夫さん」について:

1997年1月逝去。
1級プラント配管技能士、原発事故調査国民会議顧問、
原発被曝労働者救済センター代表、北陸電力能登(現・志賀)
原発差し止め裁判原告特別補佐人、
東北電力女川原発差し止め裁判原告特別補佐人、
福島第2原発3号機運転差し止め訴訟原告証人。
「原発被曝労働者救済センター」は後継者がなく、
閉鎖されました。


***
原発がどんなものか知ってほしい

 私は原発反対運動家ではありません。

二十年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。

原発については賛成だとか、危険だとか、安全だとか

いろんな論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」

と、ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。

そして、最後まで読んでいただくと、原発がみなさんが思って

いらっしゃるようなものではなく、

毎日、被曝者を生み、大変な差別をつくっているもの

でもあることがよく分かると思います。

1.私は原発反対運動家ではありません
2.「安全」は机上の話
3.素人が造る原発
4.名ばかりの検査・検査官
5.いいかげんな原発の耐震設計
6.定期点検工事も素人が
7.放射能垂れ流しの海
8.内部被爆が一番怖い
9.普通の職場環境とは全く違う
10「絶対安全」だと5時間の洗脳教育
11だれが助けるのか
12びっくりした美浜原発細管破断事故!
13もんじゅの大事故
14.日本のプルトニウムがフランスの核兵器に?
15.日本には途中でやめる勇気がない
16.廃炉も解体も出来ない原発
17.「閉鎖」して、監視・管理
18.どうしようもない放射性廃棄物
19.住民の被曝と恐ろしい差別
20.私、子供生んでも大丈夫ですか。たとえ電気がなくなってもいいから、私は原発はいやだ。
21.原発がある限り、安心できない




1.私は原発反対運動家ではありません。

 二十年間、原子力発電所の現場で働いていた者です。

原発については賛成だとか、危険だとか、安全だとかいろんな

論争がありますが、私は「原発とはこういうものですよ」と、

ほとんどの人が知らない原発の中のお話をします。

そして、最後まで読んでいただくと、原発がみなさんが

思っていらっしゃるようなものではなく、毎日、被曝者を生み、

大変な差別をつくっているものでもあることがよく分かると思います。

 はじめて聞かれる話も多いと思います。

どうか、最後まで読んで、それから、原発をどうしたらいいか、

みなさんで考えられたらいいと思います。

原発について、設計の話をする人はたくさんいますが、

私のように施工、造る話をする人がいないのです。

しかし、現場を知らないと、原発の本当のことは 分かりません。

 私はプラント、大きな化学製造工場などの配管が専門です。

二○代の終わりごろに、日本に原発を造るというのでスカウトされて、

原発に行きました。一作業負だったら、何十年いても分かりませんが、

現場監督として長く働きましたから、原発の中のことはほとんど知っています。



2.「安全」は机上の話

 去年(一九九五年)の一月一七日に阪神大震災が起きて、

国民の中から「地震で原発が壊れたりしないか」

という不安の声が高くなりました。

原発は地震で本当に大丈夫か、と。

しかし、決して大丈夫ではありません。

国や電力会社は、耐震設計を考え、

固い岩盤の上に建設されているので安全

だと強調していますが、これは机上の話です。

 この地震の次の日、私は神戸に行ってみて、

余りにも原発との共通点の多さに、改めて考えさせられました。

まさか、新幹線の線路が落下したり、高速道路が横倒しになるとは、

それまで国民のだれ1人考えてもみなかったと思います。

 世間一般に、原発や新幹線、高速道路などは官庁検査によって、

きびしい検査が行われていると思われています。

しかし、新幹線の橋脚部のコ ンクリートの中には

型枠の木片が入っていたし、

高速道路の支柱の鉄骨の溶接は溶け込み不良でした。

一見、溶接がされているように見えていても、

溶接そのも のがなされていなくて、

溶接部が全部はずれてしまっていました。

 なぜ、このような事が起きてしまったのでしょうか。

その根本は、余りにも机上の設計ばかりに重点を置いていて、

現場の施工、管理を怠ったためです。

それが直接の原因ではなくても、

このような事故が起きてしまうのです。


3.素人が造る原発

 原発でも、原子炉の中に針金が入っていたり、

配管の中に道具や工具を入れたまま配管をつないでしまったり、

いわゆる人が間違える事故、ヒューマン エラーが

あまりにも多すぎます。

それは現場にブロの職人が少なく、いくら設計が立派でも、

設計通りには造られていないからです。

机上の設計の議論は、最高の技量を持った職人が

施工することが絶対条件です。

しかし、原発を造る人がどんな技量を持った人であるのか、

現場がどうなっているのかという議論は1度も

されたことがありません。

 原発にしろ、建設現場にしろ、作業者から検査官まで

総素人によって造られているのが現実
ですから、

原発や新幹線、高速道路がいつ大事故を起こしても、

不思議ではないのです。

 日本の原発の設計も優秀で、二重、三重に多重防護されていて、

どこかで故障が起きるとちゃんと止まるようになっています。

しかし、これは設計の段階までです。

施工、造る段階でおかしくなってしまっているのです。

 仮に、自分の家を建てる時に、立派な一級建築士に設計を

してもらっても、大工や左官屋の腕が悪かったら、

雨漏りはする、建具は合わなくなったりしますが、

残念ながら、これが日本の原発なのです。

 ひとむかし前までは、現場作業には、棒心(ぼうしん)

と呼ばれる職人、現場の若い監督以上の経験を積んだ職人が

班長として必ずいました。

職人は自分の仕事にプライドを持っていて、

事故や手抜きは恥だと考えていましたし、

事故の恐ろしさもよく知っていました。

それが十年くらい前から、現場に職人がいなくなりました。

全くの素人を経験不問という形で募集しています。

素人の人は事故の怖さを知らない、

なにが不正工事やら手抜きかも、全く知らないで

作業しています。


それが今の原発の実情です。

 例えば、東京電力の福島原発では、

針金を原子炉の中に落としたまま運転していて、

1歩間違えば、世界中を巻き込むような大事故

になってい たところでした。

本人は針金を落としたことは知っていたのに、

それがどれだけの大事故につながるかの認識は

全然なかったのです。

そういう意味では老朽化し た原発も危ないのですが、

新しい原発も素人が造るという意味で危ないのは同じです。

 現場に職人が少なくなってから、素人でも造れるように、

工事がマニュアル化されるようになりました。


マニュアル化というのは図面を見て作 るのではなく、

工場である程度組み立てた物を持ってきて、

現場で1番と1番、2番と2番というように、

ただ積木を積み重ねるようにして合わせていくんです。

そうすると、今、自分が何をしているのか、

どれほど重要なことをしているのか、

全く分からないままに造っていくことになるのです。

こういうことも、事故や故障がひんぱんに起こる

ようになった原因のひとつ
です。

 また、原発には放射能の被曝の問題があって後継者を育てる

ことが出来ない職場
なのです。

原発の作業現場は暗くて暑いし、防護マスクも付けていて、

互いに話をすることも出来ないような所ですから、

身振り手振りなんです。

これではちゃんとした技術を教えることができません。

それに、いわゆる腕 のいい人ほど、年問の許容線量を

先に使ってしまって、中に入れなくなります。


だから、よけいに素人でもいいということになってしまうんです。

 また、例えば、溶接の職人ですと、目がやられます。

30歳すぎたらもうだめで、細かい仕事が出来なくなります。

そうすると、細かい仕事が 多い石油プラントなどでは

使いものになりませんから、だったら、まあ、日当が安くても、

原発の方にでも行こうかなあということになります。

 皆さんは何か勘違いしていて、原発というのはとても

技術的に高度なものだと思い込んでいるかも知れないけれど、

そんな高級なものではないのです。

 ですから、素人が造る原発ということで、原発はこれから先、

本当にどうしようもなくなってきます。

4.名ばかりの検査・検査官

原発を造る職人がいなくなっても、検査をきっちりやればいい

という人がいます。

しかし、その検査体制が問題なのです。

出来上がったものを見るのが日本の検査ですから、

それではダメなのです。

検査は施工の過程を見ることが重要なのです。

 検査官が溶接なら溶接を、

「そうではない。よく見ていなさい。このようにするんだ」

と自分でやって見せる技量がないと本当の検査にはなりません。


そういう技量の無い検査官に

まともな検査が出来るわけがないのです。

メーカーや施主の説明を聞き、書類さえ整っていれば合格とする、

これが今の官庁検査の実態
です。

 原発の事故があまりにもひんぱんに起き出したころに、

運転管理専門官を各原発に置くことが閣議で決まりました。

原発の新設や定検(定期検査)のあとの運転の許可を出す役人です。

私もその役人が素人だとは知っていましたが、

ここまでひどいとは知らなかったです。

 というのは、水戸で講演をしていた時、会場から

「実は恥ずかしいんですが、まるっきり素人です」

と、科技庁(科学技術庁)の者だとはっきり名乗って

発言した人がいました。

その人は

「自分たちの職場の職員は、被曝するから絶対に

現場に出さなかった。

折から行政改革で農水省の役人が

余っているというので、昨日まで養蚕の指導をしていた人や

ハマチ養殖の指導をしていた人を、

次の日には専門検査官として赴任させた。

そういう何にも知らない人が

原発の専門検査官として運転許可を出した。


美浜原発 にいた専門官は三か月前までは、

お米の検査をしていた人だった」

と、その人たちの実名を挙げて話してくれました。

このようにまったくの素人が出す原発の運転許可を信用できますか。

 東京電力の福島原発で、緊急炉心冷却装置(ECCS)

が作動した大事故が起きたとき、読売新聞が「現地専門官カヤの外」

と報道していましたが、その人は、自分の担当している原発で

大事故が起きたことを、次の日の新聞で知ったのです。

なぜ、専門官が何も知らなかったのか。

それは、電力会社の人は専門官がまったくの素人である

ことを知っていますから、火事場のような騒ぎの中で、

子どもに教えるように、いちいち説明する時間がなかったので、

その人を現場にも入れないで放って置いたのです。

だから何も知らなかったのです。

 そんないい加減な人の下に原子力検査協会の人がいます。

この人がどんな人かというと、

この協会は通産省を定年退職した人の天下り先ですから、

全然畑違いの人です。

この人が原発の工事のあらゆる検査の権限を持っていて、

この人の0Kが出ないと仕事が進まないのですが、

検査のことはなにも知りません。

ですから、検査と言ってもただ見に行くだけです。

けれども大変な権限を持っています。

この協会の下に電力会社があり、その下に原子炉メーカーの

日立・東芝・三菱の三社があります。

私は日立にいましたが、このメーカーの下に工事会社があるんです。

つまり、メーカーから上も素人、その下の工事会社も

ほとんど素人ということになります。

だから、原発の事故のことも電力会社ではなく、

メー力-でないと、詳しいことは分からないのです。

 私は現役のころも、辞めてからも、ずっと言っていますが、

天下りや特殊法人ではなく、本当の第三者的な機関、

通産省は原発を推進している ところですから、

そういう所と全く関係のない機関を作って、

その機関が検査をする。

そして、検査官は配管のことなど経験を積んだ人、

現場のたたき上げの職 人が検査と指導を行えば、

溶接の不具合や手抜き工事も見抜けるからと、

一生懸命に言ってきましたが、いまだに何も変わっていません。

このように、日本の原発行政は、

余りにも無責任でお粗末なものなんです。

5.いいかげんな原発の耐震設計

 阪神大震災後に、慌ただしく日本中の原発の耐震設計を見直して、

その結果を九月に発表しましたが、

「どの原発も、どんな地震が起きても大丈夫」

というあきれたものでした。

私が関わった限り、初めのころの原発では、

地震のことなど真面目に考えていなかったのです。

それを新しいのも古いのも一緒くたにして、大丈夫だなんて、

とんでもないことです。

1993年に、女川原発の一号機が震度4くらいの地震で

出力が急上昇して、自動停止したことがありましたが、

この事故は大変な事故でした。

なぜ大変だったかというと、この原発では、

1984年に震度5で止まるような工事をしているのですが、

それが震度5では ないのに止まったんです。

わかりやすく言うと、高速道路を運転中、ブレーキを踏まないのに、

突然、急ブレーキがかかって止まったと同じことなんです。

これは、東北電力が言うように、止まったからよかった、

というような簡単なことではありません。

5で止まるように設計されているものが4で止まったということは、

5では止まらない可能性もあるということなんです。

つまり、いろんなことが設計通りにいかないということの現れなんです。

 こういう地震で異常な止まり方をした原発は、

1987年に福島原発でも起きていますが、

同じ型の原発が全国で10もあります。

これは地震と原発のことを考えるとき、

非常に恐ろしいことではないでしょうか。

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tag : 原子力 原発 原子力発電 天下り

     
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